【大学受験突破のために】塾・予備校のメリット・デメリットは?

受験生ひよこ
受験生ひよこ

みんな塾や予備校に行っているから行ってみようかな

ことのは
ことのは

やる気が出てきたのはいいこと!
でも、みんなが行っているからと言って、
受験生ひよこさんにも合うとは限らないよ!

受験生ひよこ
受験生ひよこ

じゃあ塾や予備校が向いている人ってどんな人なの?

学校+αで勉強しようと思ったときに、
手段としてまず最初に思いつくのが「塾・予備校」ではないでしょうか。

受験生の中には「みんなが行っているから」という理由で通塾を考える人が多いです。

でも、本当にそれでいいですか?
得意も苦手も志望校も勉強時間も人それぞれ。

もちろん、塾や予備校にも合う場合と合わない場合があります。

ことのは
ことのは

自分に必要かどうか見極めよう!

この記事では

・塾や予備校ってどんなところ?
・塾や予備校を利用するといいのはどんなとき?
・塾や予備校を利用しないほうがいいのはどんなとき?
を紹介していきます!

塾や予備校が向いているのはこんなお悩みを持っている人↓↓

  • 計画を立てるのが苦手!
    →どこから勉強すればいいのかわからない場合
  • むかしに習ったことを忘れている!
    →科目をまんべんなく復習したい場合
  • 聞いたことがある単語が多いけれど、問題になると解けない!
    →問題の「解き方」を知りたい場合
  • 「受験」ってイマイチどんなものかわからない!
    →受験情報を教えてほしい場合
  • まだ自分ひとりでは勉強スイッチが入らない!
    →誰かと一緒に頑張りたい場合

当てはまるものがあれば【集団授業形式の塾・予備校】が合っている可能性が高いです。

では、ひとつずつ確認していきますね。

【概要】塾や予備校ってどんなところ?

まずは、塾や予備校で勉強するのがどんな風なのかを簡単に紹介しますね。
他と比べるとこんな感じ↓↓

授業形式カリキュラムスケジュール費用進路指導
塾・予備校集団授業1年単位で決まっている授業時間は固定約10~20万
(1年・1科目)
定期的に相談に乗ってくれることが多い詳細を見る
個別指導マンツーマン
(通塾・家庭教師)
自分に合ったものを考えてもらう講師と予定が合えばいつでも約3~5万
(1か月・1科目)
サービスや講師による詳細を見る

映像授業
配信映像を見て勉強
(通塾・自宅)
柔軟
自分で決められる
柔軟
自分で決められる
通塾:約10万
(1年・1科目)
自宅:約3万
(1年)
サービスはあるが、自分から収集する必要あり詳細を見る
通信講座送られてくる教材を利用して問題演習1年で全範囲に触れられる。柔軟
自分で決められる
約10万
(1年・1科目)
サービスはあるが、自分から収集する必要あり 詳細を見る
※費用はだいたいの目安で、サービスによります。科目数が増えると割引されることも多いので、詳細は各サービスごとにご確認ください。

厳密に言うと、
予備校:大学受験に目的を絞って勉強するところ
塾:テスト対策など受験以外の目的も含めて勉強するところ

と違いはあります。

ただ、ちょっとわかりにくいので、
この記事では「集団形式の授業を行うところ」をまとめて「塾・予備校」として紹介しますね。

授業形式

塾や予備校の授業は「集団授業」の形式です。
一般的な学校の授業にいちばん近いです。

時間になったら授業が始まって、テキストを使って先生が講義をしていく…という形ですね。

カリキュラム

塾や予備校のカリキュラムは、1年で受験に必要な部分を一通り触れられるように作られています。

基本的には1年受講することが前提となっていますが、部活などの関係で途中から受講することも可能です。

授業を受けられなかった部分は基本は自分で勉強しますが、映像授業などで埋め合わせをしてくれるところもあります。
途中入学のときには確認してみるといいですね。

スケジュール

塾や予備校の授業時間は固定で、【〇曜日の〇時から〇分間】と決まっています。

どうしても都合が悪い曜日があったり、受講したい授業が同じ時間にあったりすると、受けられない可能性もあります。

費用

塾や予備校の費用の相場は約10~20万円です。(1年間・1科目)
(費用はサービスごとにまちまちなので、詳細は各塾や予備校ごとにきちんと調べてくださいね)

塾や予備校の費用の基本はこちら。

1年間にかかる費用=入学金+授業料+講習費(+施設利用料など諸経費)
授業料だけ見ていると、最終的に「あれ、こんなに払うの?」となってしまいます。
ぜひ上の計算式を覚えておいてください。
 

進路指導・相談

塾や予備校は、進路指導や相談までが費用の中に含まれていることが多いです。

定期的に進路相談をする機会があったり、入試情報を教えてくれるガイダンスのようなものがあったりと、総合的に受験をサポートしてくれます。

塾や予備校によってどこまでやってくれるかの差はありますが、
チューター制度(名称はさまざま)など、気軽に相談できる場が設けられています。

塾・予備校に通うのに向いているパターン:メリット5つ

ここからは、塾や予備校に通うメリットがある場合を紹介していきます!

  • どこから勉強すればいいのかわからない場合
  • 科目をまんべんなく復習したい場合
  • 問題の「解き方」を知りたい場合
  • 受験情報を教えてほしい場合
  • 誰かと一緒に頑張りたい場合
ことのは
ことのは

ひとつずつ紹介していくよ!

計画を立てるのが苦手な場合

受験生ひよこ
受験生ひよこ

今まで1~2年間かけてやってきた範囲をすべて復習するなんて…。
どこから手をつけたらいいのかわからん! やめよ!

ことのは
ことのは

気持ちはわかるけど…!
ちょっと待って!

「受験に向けて今までの科目の復習をしよう!」と思い立っても、
範囲が膨大過ぎて何からしたらいいのか分からないですよね。

集団形式の塾や予備校は基本的には1年間で、その科目の必要な内容を網羅してくれます。

たとえば古文だったらこんな感じ

1学期:動詞~助動詞
2学期:敬語~識別
3学期:読解演習

授業に出席すれば、自分で計画を立てなくても、1年で受験に必要な内容が復習できます。

もちろん、苦手な範囲が見つかれば補強したり、自分で繰り返し復習して定着させたりする必要はあります。
でも、授業に行けば「どこから手をつけるか」のとっかかりをつかむことができます。

すでにカリキュラムを組んであるから、計画を自分で立てなくても大丈夫!

科目全体をまんべんなく復習したい場合

受験生ひよこ
受験生ひよこ

一応定期テストは乗り越えてきたけど、
1年生の時に習ったことはもう記憶の彼方…

ことのは
ことのは

確かに古文の助動詞とか、漢文の句形とか、
「聞いたことはあるけど…」的なものがあるのが不安ですよね。

特に理系科目だと分野ごとに進むので、最初の方に習った分野はごっそり抜け落ちている…なんてことを不安に思う人も多いようです。

「苦手な部分だけでも復習しておくといいよ」と言われても、
そもそも忘れているから、どこが苦手だったかもワカラナイ…ということもありますよね。

繰り返しになりますが、塾や予備校の授業は基本的に1年単位でカリキュラムが組まれています。

1年間で科目全体を勉強できるようになっていますので、

受験生ひよこ
受験生ひよこ

今までやったところを復習したい!
もう一度思い出したい!

という場合にも集団形式の塾・予備校の授業が活用できます。

一度科目全体を復習してみて、苦手なところを思い出したらその都度つぶしていきましょうね。

1年間で科目全体が復習できるカリキュラムが組まれている!

問題の解き方を知りたい場合

受験生ひよこ
受験生ひよこ

暗記モノはある程度覚えたつもりだけど、
問題になると全く歯が立たない…。

ことのは
ことのは

テストや模試で点数を取るには、
基礎事項の理解にプラスして「問題の解き方」をマスターする必要があるよ!

授業の内容はなんとなく分かっているはずなのに、
結局テストや模試でどうやって点数を取るのかが分からなくて苦戦していませんか?

塾や予備校では「入試で点数を取る」授業が行われます。
テキストも講師も入試を見据えたものを扱っています。

テキスト
たくさんの入試問題を分析して作られた、「よく出る」問題や「差がつきやすい」問題ばかりが載っています
講師
たくさんの入試問題を見てきた経験から「どういうところが出やすいか」「どんなパターンが多いか」を知っています。
「入試で聞かれるポイント」を授業ではお伝えしています。

問題集の解説だけではわかりにくい「そもそもなぜこう考えるのか?」という根本の部分を聞けます。

授業を利用して「問題が解ける」まで力を伸ばすことができます。

塾や予備校の授業では、授業の進め方は担当する講師が決めています。
同じ塾の同じ授業でも、担当講師が変われば全く違ったものになります。
授業で「問題の解き方」を教えてもらえる!

受験の情報を知りたい場合

受験生ひよこ
受験生ひよこ

一人っ子だから周りに受験した人がいなくて不安。
何かを見落として、そもそも受験できなくなったらどうしよう…

ことのは
ことのは

志望校に関する受験情報って気になりますよね。
塾や予備校で相談してみよう!

塾や予備校は入試情報のプロでもあります。

大学の募集要項を見たことはありますか?
複雑で(文字も小さいし笑)なかなか一発で読み解くことは難しいはずです。

最初に把握すべきは次の4つ。
まずはこの4点が把握できれば勉強は進められます。

・入試科目
・出願締め切り日
・入試日
・合格最低点

とはいえ、特に私立大学の入試制度は複雑かつ大学ごとに違うので、
————
・「全学部日程」と「個別日程」ってどうちがうの?
・共通テスト利用入試も受けておいたほうがいいの?
————
などなど、気になることがたくさん出てくると思います。

塾や予備校は、最適な合格戦略を提示できるように入試情報を収集しています。

何か不安なことや、わからないことが出てきた時には質問できる環境が整っていることが多いです。
(どのレベルでサポートしてくれるかは、塾や予備校によります)

塾や予備校には入試情報を教えてくれる環境がある!

誰かと一緒に頑張りたい!

受験生ひよこ
受験生ひよこ

一人じゃ勉強スイッチが入りにくいなあ…
強制的に勉強できる環境があればいいのに

ことのは
ことのは

長い受験生活を考えると、一人でスイッチを入れられるようになってほしいけど、「誰かと頑張る」ことのパワーって絶大だよね!

塾や予備校にいる人は大まかに分けて3タイプ。

一緒に授業を受けている人
実力や志望校が似ている人たちでクラス分けをします。
周りの人の勉強姿勢に刺激を受けることもありますし、
自分が分からなかった問題を、同じクラスの人がすらすら答えているのを見て「もっと勉強しなきゃ!」とやる気が出てくることも。
自習室で頑張っている人
集団授業の塾や予備校は自由に使える自習室が併設されていることが多いです。
自習室を利用すると周りに「勉強を頑張っている人」がいます。
集中できる環境だし、誘惑もないのでサボりにくくなりますよ!
チューター(受付)
チューターの存在はそれぞれの塾や予備校によって特色がありますが、科目の勉強以外の志望校決めや科目選択などの「受験戦略」の相談に乗ってくれる人がいます。
受験生に関わる大人は、私も含めて絶対に合格して欲しい!と思っています。
応援しているので、ちょっとしんどくなったときに励ましてもらいに行くのもいいですね。
塾や予備校には勉強スイッチを入れる環境が整っている!

塾・予備校に通うのに向いていないパターン:デメリット2つ

ここからは逆に、塾や予備校が必要ないパターンを紹介していきます!

塾や予備校があまり必要ない人は↓↓のような人。

  • 学校の授業やサポートが手厚い場合
  • 時間の拘束が気になる場合
ことのは
ことのは

わたし自身が受験生の時は夏期講習しか予備校に行かなかったよ!
↑↑に当てはまっていて、必要ないなって思ったから!

では、この2つの場合のポイントと対策方法を紹介しますね。

学校の授業やサポートが手厚い場合

受験生ひよこ
受験生ひよこ

学校の授業もかなりハード…。
この前なんか実際に入試問題がテストに出てびっくりした…

ことのは
ことのは

進学率の高い高校は、入試を見据えた授業をしてくれることが多いですね。
それだったら、塾や予備校と同じかも?

いわゆる「進学校」と言われ、就職率がほぼ0%の高校では、入試を見据えた授業が学校ですでに行われています。

となれば、学校でも塾や予備校でも、同じ目的を持った授業を2回繰り返すことになります。

分野や科目に不安があるならもちろん「苦手克服」の意味がありますが、
同じことをする時間があれば、問題演習に時間を取った方がいいですね。

学校の授業で十分な場合は無理に塾や予備校に行く必要はなし!

時間の拘束が気になる場合

受験生ひよこ
受験生ひよこ

19:00から授業にいかなきゃ。
でも、今やっているところ最後までやっちゃいたいな…

ことのは
ことのは

すでに勉強習慣がついていて、自分で計画を立てられる人は「時間を拘束される」って感じちゃうかもね。

勉強習慣がついていない人にとっては、強制的に勉強を始められる機会になりますが、
勉強習慣がある人にとっては、習慣を乱すきっかけになることもあります。

塾や予備校の授業も含めて勉強計画を立てられるならベストですが、授業を重荷に感じてしまうなら自分のペースで進められる映像授業や通信講座を検討してみましょう。

すでについている勉強習慣が乱れそうなら無理にプラスする必要なし!

【まとめ】塾・予備校を利用するのはこんなとき!

塾や予備校を利用するといいのはこんな場合です↓↓

【勉強面】
・計画を立ててもらえる
・科目全体をまんべんなく勉強できる
・問題の解き方を教えてもらえる

【サービス面】
・周りの人から刺激を受ける
・進路相談ができる環境がある

当てはまるものがあれば、塾や予備校を検討してみてください。

具体的な塾や予備校の紹介はこちら(Coming Soon)を見てくださいね。

逆に利用しなくてもいいのはこんなとき↓↓

・学校の授業やサポートが手厚い場合
・時間の拘束が気になる場合

あくまで最終目標は入試を突破すること。
塾や予備校は突破のためのツールでしかありません。

ことのは
ことのは

何の対策をしたいのか?
何の目的で通うのか?を考えて使いこなしていきましょうね!

ほかの勉強方法も紹介しているよ!

タイトルとURLをコピーしました